colinux 0.8.0 in Ubuntu

ということで colinux 0.8.0 をインストールした。

もともと、colinux はインストールしてあったのだけどいつからか slirp で外部にアクセスできないようになってしまってとりあえずアップデートした。結局 slirp で外部へはアクセスできないままなんだけど、別の方法でとりあえず回避したのでそのやり方をメモしておく。

colinux Snapshots

ここから devel-coLinux-20091115.exe をダウンロード、これが 0.8.0 になる。インストール時に Root Filesystem image Download で Ubuntu を一緒にダウンロードする。ダウンロードした Ubuntu のイメージは 7z で圧縮されているので解凍をする。

example.conf を ubuntu.conf にリネームして以下の部分を変更もしくは追記

eth0 は WinPcap を使用してPCを繋いでるネットワークに別途追加されるようにする。WinPcap ないならインストールしとく。eth1 は slirp で端末からssh接続用インターフェイスにする。

cobd0="c:\Program Files\coLinux\Ubuntu-7.10.ext3.2gb.fs"
cobd1="c:\Program Files\coLinux\swap128.fs"

eth0=pcap-bridge,"ローカル エリア接続"
eth1=slirp,,tcp:2222:22

コンソールでubuntuを立ち上げる。

>"C:\Program Files\coLinux\colinux-daemon.exe" @ubuntu.conf

/etc/network/interfaces の変更

eth0 は dhcp でローカルネットワークからIPもらう。eth1 は slirp で dhcp にすると Gateway が競合するので固定で振る。

#vi /etc/network/interfaces

auto eth0
iface eth0 inet dhcp

auto eth1
iface eth1 inet static
        address 10.0.2.15
        broadcast 10.0.2.255
        netmask 255.255.255.0

# /etc/init.d/networking restart

ssh のインストール

これでネットワークからDHCPでIPを取得して外部にでれるようになるはず。で、ssh使えるようにsshをインストールする。ubuntu が 7.10 でサポートが終わっていてデフォルトのレポジトリが使えないので古いパッケージが置かれているレポジトリに変更する。すでに登録されてるやつはコメントアウトなりする。

# vi /etc/apt/sources.list

deb http://old-releases.ubuntu.com/ubuntu/ gutsy main restricted
deb-src http://old-releases.ubuntu.com/ubuntu/ gutsy main restricted
deb http://old-releases.ubuntu.com/ubuntu/ gutsy-security main restricted
deb-src http://old-releases.ubuntu.com/ubuntu/ gutsy-security main restricted

sshのインストール

# apt-get update
# apt-get install ssh

windows のサービスに登録

"C:\Program Files\coLinux\colinux-daemon.exe" --install-service "colinux-ubuntu" @ubuntu.conf

登録したサービスはログオンを自分のユーザーにしておく。ローカルシステムアカウントのままだとなぜかネットワークデバイスが認識しなくてネットに繋がんないので

ということで

あとはシステムで立ち上げておけば poderosa とかコンソール端末から localhost:2222 へアクセスすれば ssh に繋がるようになる。WinPcap だとローカルネットワークで dhcp から IP もらうので ssh へのアクセスめんどくさいなー、と思っていたけど slirp で localhost アクセスできるようにしておくことで簡単 ssh ログインをできることになるので快適です。